栃木県佐野市三毳山(みかもやま)の北側にある万葉自然公園かたくりの里の紹介記事です。
万葉自然公園かたくりの里とは?
万葉自然公園かたくりの里とは栃木県佐野市の東側、三毳山北側、1.5ha、150万株にも及ぶかたくりの群生地。
万葉自然公園のかたくりは毎年3月中旬~3月下旬に見頃を迎えます。
薄紫色の可憐なかたくりの花は古くは万葉集でも詠まれるほど、歴史深く、佐野市の指定文化財にも認定されています。
毎年3月中旬~3月下旬『佐野スプリングフラワーフェスティバル』の会場にもなっており、野外音楽ライブや、お土産販売、ウォーキング大会などが開催されます。
周辺にはハイキングコースなども整備されており、多くの人で賑わう人気のスポットとなっています。
施設概要
住所は佐野市町谷町112-1
問合せ先は万葉自然公園かたくりの里管理センター
電話番号は0283-21-1187(イベント期間中のみ)
駐車場情報
万葉自然公園かたくりの里の駐車場の地図はこちらになります。
佐野スプリングフラワーフェスティバル開催時には会場周辺の駐車場は有料になります。普通車500円、マイクロバス1000円、大型バス2000円
万葉自然公園かたくりの里の住所は「佐野市町谷町112-1」ですのでカーナビ設定はこちらの住所を設定すると良いかと思います。
カタクリの開花情報の確認
カタクリの開花状況は下記の佐野市観光協会のホームページから過去の様子も含め確認できますので、お出かけ前にチェックする事をおススメします。
かたくり開花情報【万葉自然公園かたくりの里】|佐野市観光協会
レビュー令和2年3月21日訪問
北側の桐生岩船線から万葉自然公園かたくりの里に入る道は幅が狭く、分かりにくいため注意。
上の写真のように入口のところに「かたくりの里」の看板があるため周辺に到着したら注意してみると良さそう。
この日は休日だった事もあり、交通誘導員の方が車両を誘導していました。
駐車場は会場周辺に普通車120台分、大型バス3台分ほどありました。
数100mほど離れたところにも70台分ほど駐車場がありました。
かたくりの群生地に向かうルートには看板があり、これに沿っていけば到着できます。
R2年はコロナウィルスの影響で閉館していましたが、管理事務所もあります。
野外ステージもあり、みなさんここで休憩していました。イベント開催にとっても良さそうな場所。
群生地にはゲートがされており、17:00~翌朝8:00まで施錠されます。山の中にある群生地なので夜中に訪問する方もいらっしゃらないかと思いますが、注意して下さい。
カタクリの群生地は山斜面にあり、基本的には階段なので、足腰に自信のない方はゆっくり行きましょう。
山の斜面に広がる紫の絨毯
群生地に入ると、カタクリの花の絨毯が広がります。
カタクリの花言葉は『初恋』『寂しさに耐える』です。下向きに俯き、恥じらうように咲く姿が初恋という言葉にピッタリです。
花によっては花びらが開いているものもあったり、色々な様相を見せてくれるので、見ていて楽しいです。
後から調べたところ、カタクリは種から育てると7年もの歳月をかけないと花が咲かない植物だそうです。
このようなカタクリの群生を見る事ができる場所はありがたいことですね。
アズマイチゲもちょうど同時期にこのエリアで咲くので、両方楽しむ事ができそうです。
万葉集でも詠われる群生地
之母都家野 美可母乃夜麻能 許奈良能須 麻具波思兒呂波 多賀家可母多牟
下野の三毳の山の小楢(こなら)のすまぐはし児ろは誰が笥(たがけ)か持たむ
訳)下野の三毳山のコナラの木のようにかわいらしい娘は、だれのお椀を持つのかな(だれと結婚するのかな)
趣を感じながら見学してみて下さい!